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[米の道] 路駐戦争

今日は仕事でサンフランシスコへ行ってきたのでせっかくなのでこの話題を。
ちなみに住んでいるところからクルマで1時間弱といったところだ。

言うまでもなくアメリカは(特に西海岸は)クルマ文化である。
クルマが一家に2台3台は当たり前。
車検制度が無いせいもあってクルマは20000マイル(約30000km強)乗るのが当たり前だとか(- -;

なのでクルマは道に溢れ、渋滞もままある。

さて、おれが以前住んでいた場所は浜松だが、浜松もクルマ文化だ。
それはつまりどこの店に行っても駐車場が充実しているということを意味している。
日本だと大抵そうだろうね。

しかしアメリカはそうではない。

路駐が基本として世の中が成り立っているのだ。

これは決して違反して路上駐車するのが普通、警察も捕まえない、という意味ではない。
路駐が多くのところにおいて合法で、ある『秩序』を持って執り行われている。
『秩序』というのは道によって「2時間連続駐車可能」とか「夕方6時以降は路駐自由」とか
「20分以上は駐車禁止」とかいろいろルールがある。
そしてこれは道によってそれぞれでちゃんと立て札を読むのが重要だ。
なのでものぐさなおれはここで細かく紹介しない。

でもフリーなところの多いこと多いこと。大通りから一本裏に入った道なんて「路駐自由」がほとんどだ。
したがって家の目の前で全く駐車場に停めずにずーっと路駐しているのもそれはそれで普通なのだ。

日本人にとっては馴染みの無いこの秩序も慣れてしまえばなんてことはない。

銀行へ行ったら角を曲がって1ブロック通り過ぎたところへ路駐し、
友人の家に遊びに行くときは友人が事前に『路駐場所』を友人のクルマで確保しておいてくれてそこに停めたり
もしくはその分空いている友人の本来の駐車場に停めたりするのだ。

けっこうベンリ。

でもそんな軽い気持ちを吹き飛ばしてくれるのがサンフランシスコだ。
『霧の街』に相応しく気持ちはもうすっかりジットリだ。

それは路駐戦争。

サンフランシスコは人口密度がそれなりにあり、しかも坂が多いからクルマの使用も多いのだろう。
なので、ほんっっっっっっっっっっとうに停める場所が無い!
一度先輩と夜の街へ駆り出した際にもクルマを停める場所を探すのは一苦労だった。
夜は特に時間制限が無くなる場所が多いからみんな放置しっぱなしで事態は悪化する。

なのでサンフランシスコのダウンタウンで右車線をゆーっくり走っているクルマがあったら
それは間違いなく路駐スペースを探しているクルマだ。
(アメリカは右側通行なので路駐は右側にする)

また、アメリカに来て最初少し驚いた文化がある。
さきほどのゆーっくり走っていたクルマが突然右ウィンカーを出すことがある。
それは
「路駐スペースから移動しそうなクルマ見つけたから、こいつが退いた後にはおれが停めるぜ」
のサインなのだ。

終いにはクルマへ向かって歩いて行く歩行者をロックオンし右ウィンカーを出す。
「こいつ、出るに違いない」と。

そのくらい熾烈なのだ。。。アメリカの路駐戦争は。。。

しかし、この問題にはひとつの盲点がある。

例えばここに『超人気のレストラン』があったとする。
肉厚のステーキとデザートのアップルパイが大人気。
当然そりゃ店の前の道も対向車線も見える範囲の路上は「我先に路駐すべし」と車で溢れかえっている。

しかし、誓っても良い。裏道へ100m遠ざかれば必ず路駐できる。

理由、思考、そこへ至る因果、それらロジックについては皆まで言うまい。

キーワードは「日本人は歩ける民族」ですよ。諸君。
あー良かった良かった。


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