ちょっと海外旅行に行ったことがあるひとなら誰でも一度くらい経験したことがある
『チップ』という習慣。
アメリカもチップ文化のある国だ。
とはいえアメリカではほとんどの場所でチップを払うことはなく、
これまで経験した限りでは基本的に飲食店くらいのものだ。
外食 → 裕福 → んならチップぐらい払えや
という理屈なんだろうなぁ、難儀なものだ。と予想。
一般にチップの目安は10%〜15%だとか15%〜20%だとか言われるけど要するに明確な定義は無い。
ある程度上記の数字を頭に入れておきながら
「うーん。えーい、ちょうど良い数字まで切り上げとけぇ」
くらいの感覚で金額を決めるのが妥当だ。
$8.79とかなら$10でいいだろうし、
$35.45とかなら$40〜$42のジャストで払える額でいいんじゃね?(財布内の現金と相談)
ってなカンジだ。
さて、チップに関しては最初はギョッとする光景がある。
ほとんどの飲食店ではテーブルでの会計が一般的だ。
食事を終えてウェイターを呼び「Check please」とかなんとか言う。
そうすると彼らはレシートとまぁカードとか現金を挟むのにちょうど良さそうなやつを持ってくるよね。
カード払いの場合はカードをそれにオシャレに挟んで返すわけだ。
ウェイターはそれを受け取り会計をする。
ここまではどこでも大概同じだろう。
しかし会計を終えて帰ってきたウェイターに
「Have a good day」とか言われながら渡されたレシートを見て驚く。
「Total」の欄が空欄なのだ。
これは「好きな金額を書き込んでね、よろしく☆」という意味だ。
まぁまぁ、確かにチップを払っていない。
おーけーおーけー。適度なチップを上乗せして金額を書きサラサラっとサインするわけだ。
うーん。。。さて、こっからどうする?
さっきカードで会計は済んだ、、、チップは払っていない、、、
でも、、、今ここにチップを足した合計金額を書いた、、、え?でもさっきカードで会計は済んだ、、、?
正解は「その書いた紙だけ置いてゴチソウサマ」だ。
もうサインしたら店を出ちゃっていいわけ。
あとでその書いた金額を元に『さっき通した』カードからカネは引かれるわけだ。
このシステムって案外一般的で、例えばネットで予約してその際にカネは支払済のホテルに泊まるようなケースで
チェックインするときによく「Deposit」と言われてカードを切られることがある。
これは別に何かカネを払ったわけではない。
滞在中に部屋のミニバー(冷蔵庫に入ってる有料の飲み物とか)を使ったり場合はそこから引かれるのだ。
たぶん他にも物を壊したり悪さしてトンズラした場合もそこから引かれるんだろうな。知らないけど。
ま、そういうのと仕組みとしては同じだ。
先にカードを切っておいて、あとで金額を確定。
日本人には馴染みがないがこちらでは一般的なシステムだったりする。
うーん、カルチャーギャップ。
また、チップに関してはひとつ微笑ましい光景がある。
昼にみんなでメシを食いに出たりすることがあるが、
そういうときも会計は一緒くたで来てしまう。
そうするとみんな各々
「おれは$9.99のラーメンセットだから、えーと$12払っとくかな」
というカンジでテーブルの上にポンポン置いていくわけだ。
そうして最後に揃えてみると、非常に微笑ましいことに集まった金額は
合計金額に『妥当なチップ』を乗せた額よりも多くなる。
これはみんなが切り上げの方向にチップを払うと当たり前のロジックなのだが
そのあとに「いや、誰々さん、払いすぎだから、$1戻します」とか始まるのが微笑ましい。
そんなマウンテンビューランチの一幕。

