ゴン中山こと中山雅史選手の引退
に伴い、こんなまとめをしてみる。
FWなのでゴールシーンを抽出することになるが、
Jリーグ初期、ジュビロ磐田黄金期、W杯初出場、とリアルタイムに
日本サッカーの歴史の中を生きてきたので、いくつもの名シーンが頭に浮かぶ。
そして、それらのどのシーンにおいてもあまり中山はカッコ良くない。笑
そんな選手だった。
①アメリカW杯最終予選イラン戦での角度の無いところからのゴール
サッカー日本代表 W杯予選ゴール集(8分50秒〜)
スライディングで追いついてGKは完全にセンタリングしかないと思っていたところでニア
負け試合の一点だが、みな「これぞ中山」と記憶しているはずだ
でも良い動画がなかった。そんなものか。
②フランスW杯最終予選カザフスタン戦でのヘッド(3分10秒あたり)
大勝した試合の中での一点なのだけど不思議と強く覚えている。
代表から外れていた中山は32番(確か32歳?)で復帰しゴール
第三代表決定戦(ジョホールバルの歓喜)へと繋がる。
何か長らく沈滞していたムードをスカッと打ち破る。そんなゴールだった
③GKからボール奪って執念のゴール、ってオイオイ
1997 JリーグCS 第2戦 鹿島アントラーズ vs ジュビロ磐田(6分35秒あたり)
審判がキーパーチャージを取りたくなるギリギリで、、、
とはいえこれはどちらかという珍プレーに属する。
でも、こういう『異常』を引き起こしてしまうのも中山のパワーのような気がする。
ここまでは私の個人的な記憶と熱くリンクしているもの。
まぁ、
一応、ギネスやメモリアルネタも押さえておくと
④4試合連続ハットトリック
とにかく名波、藤田、ドゥンガ、奥、福西、そりゃ良いパスがくるよなぁ、、、
でも中山の動き出しも見事。消える動きは本当に巧み。
他のゴールとかを見ていてもわかるが、中山はとにかく「一見フリー」でのゴールが多い。
逆に言うと、マークされてたり、前にディフェンスが立ちはだかっているようなケースでは
うまくゴールを決めることはできないのだ。
そういう状況を打開するために必要なもの、
それは足下の技術だったり、ドリブルスピードだったりする。
全盛期のロナウド(ブラジル)は前方に多少のスペースさえあれば
またぎフェイントひとつで相手が誰であろうとぶっちぎっていた。
誰であろうと。
バルセロナのリオネル・メッシはペナルティエリア付近で前を向いたらかなりの高確率でドリブルでしかけて来る。
ペナルティエリア付近ではディフェンスはPKを恐れて思い切り足を出すことができないし、
そんな腰の引けたディフェンスで彼の足下に吸い付くようなドリブルからボールを奪うことは困難だからだ。
そのどちらも中山は持ち合わせてなかった。
中山自身それをわかっていて明確な回答を出した。
それならフリーでシュートを打てばよい。と。
ひとの虚を突く動き、ディフェンスが追いかける根気が折れるほどの幾度とない動き直し、
とにかく、一心に、それらを磨いたのだろう。
⑤最短ハットトリック(3分)
ごっつぁんも記録は記録。
⑥W杯日本人初ゴール
ゴールが入ったところで惨敗は惨敗。
しかし、まぁ一方で記録は記録。
最後に中山とタイプ的には似ている選手で好きな選手を挙げておこう。
フィリッポ・インザーギ
昨シーズンに引退したACミランの黄金期を築いた元イタリア代表FW。
彼も足下の技術やスピードに卓越したものは持ち合わせていなかったものも
セリエAでゴールを量産し、また39歳まで立派に現役でプレーした選手である。
ちなみにこれが最後の試合でのプレーだ。
頭やその他部位(笑)でのゴールが多いところなんかも本当に似ていると言って良いと思う。
Jリーグ創世記を支えた功労者の引退は寂しいが、後進が育っていることも確かだ。
日本サッカーの発展を願う立場としては今後しっかりと若い選手に注目していきたい。

