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看護師の妻 月々割に悩む vol. 2 (完結)

<『月々割』はどういう風に『実質0円』にしている?>

じゃあ上の例を使ってどういう計算なのか説明するか〜。
こいつは新規だと「7万円」けっこー良い機種ですね。
まず、ユーザーの出費は「初期投資」と「維持費・諸経費」でざっくりわけられますが
この表示を見てわかるとおり、初期投資は「0円」です。
どっかで聞いたでしょ。そう、「0円ケータイ」は何も変わってないのです。

ただ「頭金」と「分割支払金」という言葉が並んでいます。
そう。これってローン払いです。
したがって「維持費・諸経費」の部分の考え方が変わってます。

以前ある時期は「とにかく契約さえしてくれれば0円」でした。
ちょっと時期が変わると「一年契約をすれば0円」でしたね。
今は、写真の中でも下の方にチラッとちいさく書いてあります。
「ホワイトプランは2年契約となり、途中解約は○○円別途請求されます」ってね。

一見月々割りとは関係ありませんが、まずこれがベースにあると言って良いと思います。
つまりは「大抵のひとが2年間解約しない」と。
# まぁおれはキャリア移行する度に途中解約金払ってるけどw

<プランによって割引が違うわけだ>
「維持費・諸経費」はケータイで言うと「基本料」+「通話料」+「パケット代」でしょう。
基本料はホワイトプランの980円、通話料は不安定(人によって、月によって違う)なのでここでは無視します。
そうするとポイントは「パケット代」これぞ月々割りの総本山です。

写真では
「パケットし放題フラット加入」
「その他パケット定額加入」
「パケット加入無し」
の3通りが並んでいます。

で、それぞれの割引額って
「パケットし放題フラット加入」だと2200円
「その他パケット定額加入」だと1900円
「パケット加入無し」だと1600円
名前が長くてめんどくさいので「フラット」「ノーマル」「無し」で後述します。
# その他って書いてあるけど要するに普通の『パケットし放題』のことなので

「フラット」と「ノーマル」って何が違うかというと
「フラット」は何があろうと常に定額(4410円)。全く使わなくてもね。
「ノーマル」は使わない時は最低でひと月1029円。
で使ってくと徐々に上がってって最大でも4410円以上には上がらない。
ソフトバンクのサイトでの説明はこちら

「無し」は『定額プランに入らない』って意味なので『使った分だけ払う』ということ。

<なんか裏に意図と策略が見え隠れするこの割引額>
ソフトバンクの言い分「パケットをこげに使っても定額。太っ腹やけんね」
冷静なユーザー視点「パケット通信ってソフトバンクにとってさほど面倒な話じゃないんだ」

さて、フラットに加入するとメールとかネットをあんまり使わない人は
ノーマルに比べて3000円くらい余計に払う可能性がある。
でも月々割りでの割引額って300円しか変わらない。

ノーマルに加入するとメールとかネットを全く使わない人は無しに比べて1029円余計に払う。
で割引額の差はここでもまた300円。

考えることは大抵二通りでしょうね。
・どうせパケットたっぷり使うからフラットにして600円お得しよう
・メールは使うけどネットは使わないからノーマルにしよう。フラットにするより得なはず

でも別の視点だと
「無し」って一銭も払わずに1600円割引なわけ?
というふうに考えられる。

一銭も払わなくても1600円引き、1029円払ったら1900円引き。
つまり700円払うことでパケット代がアリエナイ額になることを防げる。
1029円払ったら1900円引き、4410円払っても2200円引き。
これについては昨今事情が変わって来ている。今日別のショップで見ました。
『フラット加入で全機種が実質0円でお持ち帰り』
とうとう馬脚を現しやがったな、と。

だって機種によっては月々の分割が4000円とか。
それを0円にしちゃうってことは図式が
1029円払ったら1900円引き、4410円払っても4000円引き。
となってしまって、千数百円の追加でフラットに加入している計算になる。
それってコトの本質は「サービス値引き」よりむしろ「実質0円」の達成の方が大事であって、
パケットプランによって若干の傾斜をつけているのは、
みんながフラットへ流れるよう誘導しているだけでしかない。と考えるのが自然だ。

ソフトバンクの言い分
「みんなガツガツフラットに入ってもらってガンガンパケット使ってもらって
 フルに割引使ってる感じで楽しんじゃって下さい!」
ノーマルユーザーのマインド「え〜それならフラットの方が得なカンジじゃん」
冷静なユーザーのマインド「うーん。上記の通り」

すでにvol. 1で述べたように、サービスはインフラ(土台)を用意するのがもっともお金がかかる部分で
インフラがある程度整っちゃうとそこからって儲けなわけだ。
さらにすでに述べたように『儲けの部分は何かしらの形でユーザーに還元できる』つまり
『儲けの部分をさもサービスのようにユーザーに提供すれば、
 懐は痛まずにユーザーに利益をもたらしているように見せることができる』
なんてことを考えるのが賢いでしょうね。いいビジネススタイルだ。

ここで「世の中フラットが普通じゃん」という風潮をうまくコントロールしていることで
みんな特に気にしないでさらっと通り過ぎていく現状がある、というのも無視できない。
(ノーマルが打ち止めになる地点、というのがまぁ絶妙というか露骨というか。。)

「・・・なわけだよ」
「うん、もうよくわかんないから、どのプランか決めちゃって」
「はいはい、お任せあれ、お姫様」