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文化と芸術の内に在る必然性

欧州に行くと宗教画の迫力、ことにカトリック教会の壁画に取り組む熱心さには心を動かされる。

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教会にあるような壁画の多くは数百年をかけて完成させられる。
なぜそんなことをするのか?

仕事だから?
メシを食うためだけに自分の世代では確実に終わらないような大作業に真剣に取り組めるだろうか。

芸術家としての名誉のため?
いや、それだったら自分の生きている間に終わるような作品で支持を受けたいだろう。

昔のひとは暇だった?
そうはいってもわざわざこんな大変なことにトライしないでしょう。

私はその背景には極めて重要な『必然性』があるように感じる。

『必然性』があると手が動く。
手を動かせば技術が身につく。
技術が向上すると芸術や文化の域まで高められる。

最初から芸術意識でやっていたわけではなく、
おそらくその『必然性』につき動かされてやっていた。

それがいずれ、文化になり芸術になった。
宗教画にはその『必然性』があるんだと思う。

本能から端を発するものが輝きを持つと他でも書いたが
本能とは言い換えると『必然性』だ。
理屈ではない肚の底から出るもの。生まれながらに身体の中にあるもの。

私には宗教画を描く必然性は無いが、
自分の中の必然性を見つけそれに向かって邁進する道を描く努力は忘れない。