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ブラックジャックの必勝法について考える(アホ) 〜 Rubyでシミュレーションプログラム 〜

スロットに「返金率」が存在することは多くのひとが知っている事実だろう。
実際コレは日本では法律で決まっていて、確か95%。
誰かから1万円取ったら誰かを9500円儲けさせなきゃいけない。
これはそういう風にスロットの機械を作る、と決まっているということだ。

つまりスロットは延々やり続ければ必ず5%損をする。

これも周知の事実、と言えるだろう。

さて、一方ブラックジャックについて。

ブラックジャックではたくさんの「ユーザーが決めて良いもの」が存在する。

スロットはせいぜい「何ライン賭けるか」程度の自由度しか存在しない。

ヨシ、それならブラックジャックだ!

と誰もが思うことだろう。
ブラックジャックには
・相手がどのくらいの手の場合はいくつ以下でヒットするか
・どのようなシチュエーションではダブルダウンするか
・スプリットした後はダブルダウンするか
まだまだ、様々な要素が入り組んでいる。

さて、それなら「がんばれって色々考えれば勝てそうだ」というように思える。

つまり「そこに必勝法はないのだろうか?」

と考えてこんなシミュレーションプログラムを組んでみた。

githubのリンク
https://github.com/mYuichiroKuzuryu/bj_sim_project
Rubyで記述してあるのは特に意味はない。サクッと書きたかっただけだ。

まずは完全にブラックジャックの一連の流れをシミュレートする。
ディーラーがカードを切って、配って、HIT or STAND、ダブルダウンとか一通りやって、勝敗が決まって、
という流れをだ。

その中でプレイヤーは『ある設定されたルールに従ってカードの判断をしていく』
この試行を何回も繰り返す。

そしてもし最終的にプラスで終わることができるならば、
その『ルール』は『必勝法』と呼べるわけだ。


で、結果

実際は、どんなにパラメータを調整しても、
パターンに従って行動している限り、
勝ちで終わることなどできないのだ。

何がネックかというと、実は

双方がバーストの場合、プレイヤーの負けになる

この一点が曲者なのだ。

この一点の、極めて一般的なルールによって、ディーラーの勝率は高められている。
プレイヤーにダブルダウンやスプリットの自由があっても意味がないのだ。
もっというと16以下でSTANDしても良いというルールはプレイヤーにとって実は
得にも損にもなっていない。
「自分の意思で選択できている」という満足感をもらえているだけなのだ。

つくづく、よく考えられているもんだと感心する。

ディーラーはヘボだろうとバカだろうと、ちゃんと儲かるようにできている。
「だからラスベガスにはあんな大きくて立派なホテルが建つんだよ」と誰かが言っていた。


なお、ひとつだけ有名な裏技がある。
カードカウンティングだ。

カードの何が出て何がまだ出ていないかをきっちり覚えておいて、
デッキにおける残り枚数を元にルールを微調整する、という方法だ。

「1デッキでのカードカウンティング以外、BJに必勝法など存在しない!」
「超人的な記憶力がなければ容易にできることではない、、、」

とかマンガならこんなカンジでカッコよく語られるところだろうが、

実はコレ多くのカジノではできないのだ。

具体的にはまず最初に使うトランプが1組ではなく、2組や3組、場合によってはもっと多くなる。
この時点でカードカウンティングはほとんど役に立たない。
そして多くの場合でデッキにまだまだカードが残っているうちにディーラーはとっととシャッフルしてしまう。
もしくは最初から、シャッフルした後にデッキを割り、その片方しかゲームに使わない場合もある。

つまり

結論

ブラックジャックの必勝法は「非常に鋭い勘」それ以外はあり得ない。